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ルイザ・ランブリの写真

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「ジュゼッペ・テラーニをはじめ、ル・コルビュジエ、ルイス・バラガン、SANAAなどによる近・現代建築の名作とされる作品を、独自の視点で撮影した写真作品で知られるルイザ・ランブリ」(ここまではギャラリー小柳の紹介分引用)なる写真家がいる。イタリアコモ生まれで1969年生まれ僕より10若い。だいぶ前に彼の作品集を買って机の上に置いてたまに眺めていたのだが、今まであまり気に留めていなかった写真に今日は目が向いた。それはオスカー・ニーマイヤーの有名なPlacio do Itamaratyである。先日本物を見てきたのだがこんな場所があっただろうかと不思議に思ってよーく見ていたらどの部分であるかが分かった。ニーマイヤー得意のコンクリートの大スパンを単純な梁の連続で作った1階部分でありその大理石の壁面に落ちる光を露出を変えて撮っているようである。
彼の建築写真は建築の部分を何気なく切り取る。ドアが開いていたり、窓が透けて向こう側が見えたり、建築をとっていると言うより、そこにいたら感じるであろう気分を焼きつけている。だからそう簡単にその写真が誰のどの建築であるかは分からない。でもそこに行ったことがある人が彼と同じ気分をそこで持っていたらそれが再現されるし、仮に行ったことが無くても彼の気分を想像の上で共感できればみずみずしい気分が湧きあがるのである。

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