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今気付かないで何時気付くのか?

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経済は成長しないといけないのか?という疑問はバブルが崩壊して少したってから湧いた疑問である。なぜそう思ったかというと、成長したことが生活を豊かにすることに寄与していないのではと思うようになったからである。
そしてそんな気持ちがしっかりとそうだと思うようになったのは春に北欧行って彼らの生き方を見てああGDPが少なくても豊かな生活は送れると感じた時である。
しかしその認識はいささか誤りっだった。実は北欧も一人当たりにするとGDPは高いのである。確かにGDP自体はアメリカ、中国、日本の順なのだが、国民一人当たりにすると10位までにアメリカも中国も日本も入っていないのである。そこには北欧の3つの国やスイス、カナダ、オーストラリアなどがあり、アメリカ11、日本は13なのである。
これは何を意味しているのだろうか?ブータンのようにGDPが少なくたって幸せだという主張もありうるかもしれない。しかし基本は経済がそこそこ回っている方がやはり豊かにはなりやすいのだろう。ただし、日本やアメリカがどうして豊かに感じられないかと言うと、GDPで自らが不幸になるものを多く生み出しているということなのだ。
実は今から半世紀以上も前にロバート・ケネディはそういう警告を鳴らしていたのである。殺人兵器を作り続けてもGNPは上がるけれどGNPは夫婦の絆や公務員の高潔さには関係しないと主張していたのである。半世紀もの間日本もアメリカも何していたのだろうか?そして今それに気付かなくて何時気付けと言うのだろうか?

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