本を読めば報われる
今日は教育について考えてみる。
福田誠治『こうすれば日本も学力世界一』朝日新聞出版2011を読むとフィンランド教育レベルの高さは読解力に依存し、それは読書が生活の一部となっているライフスタイルに依るところが大きい。人口に比して図書館数が日本の5倍あるのも偶然ではない。
続いて濱中淳子『検証・学歴の効用』勁草書房2013を読むがここでも読書についての調査結果が興味深い。大学時代に読書をたくさんする人は、社会人になってからの読書も多く、そして所得も高いという相関である。この結果は僕の想像だが、本を読むと仕事のレベルが上がると言うよりは本を読む人は向上心が高くそういう人は所得を上げる確率が高いということだと思う。
いずれにしても、読書は生活を多面的に豊かにするということである。