会議は嫌い
『ユダヤ人と日本人』の著者イザヤ・ベンダサンこと山本七平の有名な著書は『空気の研究』それをベースに現代を語った池田信夫の著書『空気の構造―日本人はなぜ決められないのか』を読んでみた。こんな本を書くくらいだから著者は歯に衣着せぬ物言いである。さすがの僕ももっと「空気読めよ」って言いたくなるくらいなので僕は十分空気の構造にからめとられた日本人なのかもしれないと思う。しかし、日本の会議に出るとどうして皆は何も決めようとしないのだろうかとイライラしてくることも多い。そして決めない人たちには二種類いて、一つ目は空気を読もうとして自ら何も言わないタイプ。二つ目は徹底して議論して物事決めようとするタイプ。しかして僕はそのどちらも苦手であり状況を勘案してさらっと答えを出して終わりにしたいタイプである。こういうタイプは日本の会議ではまったくのマイナーのようでどうもあまり好かれないのである。なので会議というものが嫌いである。