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アフォーダブルか想定外か?

新しい金町キャンパスは裏の方に駐輪場があるのだが、さっそく講義棟や研究室棟の1階の庇下に自転車が止められている。信大でキャンパス計画していてもこの自転車の氾濫には手を焼いた。なぜここにたくさん自転車あるかと言えば、もちろん自分が行くべきところに近いからである。わざわざ遠くに止めて歩きたくないというのが信条。しかし理由はそれだけではない。この庇下の外壁が3m起きくらいに柱型のようなもの(柱型ではないので予備の外壁沿いのパイプスペースかもしれない)がついている。柱型(のようなもの)の奥行きは80センチくらい。つまりこの柱間はちょっとしたアルコーブのようなものなので自転車をおいても庇下の歩行空間を邪魔することが少ないわけである。人が自転車止める時はあまり邪魔にならないようにと思うもので、こういう窪みはその意味で好都合に見えるわけである。設計者の意図がここにあったのならアフォーダブルなデザインの典型であろう。しかし駐輪場は別にあるのだからこれは想定外ということである

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