コーホート図の面白さ
先月卒業式を武道館で行い、今日は入学式を武道館で行う。娘の入学式には大隈講堂まで行って建物を見て帰ってきたのだが今日はきちんと最初から最後まで式に出てそのあとご父母の方とも懇談会を行った。
式と懇談会の間にだいぶ時間があり根本祐二『「豊かな地域」はどこが違うのか―地域間競争の時代』ちくま新書2013を読んだ。この中に僕の知らなかった人口分析グラフが登場する。コーホート図というもので、ある期間(たとえば5年間)の年代ごと(たとえば5歳ごと)の人口の増減を示した折れ線グラフである。単純なグラフだけれど面白い。例えば過疎な地域では20代の年代がぐっと減少し(皆都市に行ってしまう)、新宿などはそのあたりがぐっと増加する。大学が多いからである。この図とその地域のありようはイメージとしてかなり相関する。
夕方金町に移動して新年度初めての一部、二部合同の会議を行った。新しい校舎は天井を張っておらず、ダクトやスラブが見えている。いやだという先生もいるが、僕はあまり気にならない。むしろ天井が高いし爽快だ。ただ一つ欠点がある。吸音材がないので会議の声が反響してよく聞こえない。壁を少し斜めにでもしてくれるとだいぶ違うのだろうが、、、、、