« 西荻の家躯体が上がり学生見学会 | メイン | 日本が江戸化すると日本史も終わらないか? »

探していた本が出てきた


超整理法で有名な野口悠紀夫氏の『超「超」整理法』講談社文庫2012になるほどと思うことが書いてあった。Gmailはどでかい自分検索エンジンだということ。何か気になることは自分あてにメールしておくと後で検索できるというわけである。
彼は押し出しファイリング法を昔推奨しており、分類するな時間順位並べよと言っていた。今回の本でも分類するな、ヴァーチャル空間に並べておけ、ただし検索しやすいようにと言っている。なるほどそうかもしれない。僕も最近では事務所にファイルボックスは置かないし、研究室にもほとんどない。必要書類はスキャンしてなるべく捨てる。
さてそれでも検索しきれないものが残る。本である。そこで決めた。ある程度のまとまりで研究室と事務所と家で置く本を分類する。モダニズム、建築論は研究室、人文系のほとんどは家、プラクティカルな建築本は事務所。という作業を少しずつやっていたら探していた本がでてきた。日本の西洋建築史はどんなふうにいつ始まったのかというのを示す資料。伊東忠太序、井上一之著『西洋建築史』中央工学会対1924。こういう資料はいくらネット検索してもそう簡単に出てこない。デジタルオフィスを補完するのは古本屋めぐり。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://ofda.jp/lab/mt/mt-tb.cgi/6050

コメントを投稿