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イトイのスタンス


糸井重里 ほぼ日刊イトイ新聞『できることをしよう―ぼくらが震災後に考えたこと』新潮社2011を昨晩虚ろな目で読んでいた。糸井は昨今日刊イトイ新聞というネット新聞を配信している。そこで3月14日に3つの提案をしたそうだ。
① ぼくらは『たいしたことないもの』です
② こころのことは別にしました
③ カッコいいアイデアはありません
アイデアを捨てるとはコピーライターイトイを捨てることに等しい。そして被災地のためにコピーを書くというような仕事はやるべき事とからは最も遠い仕事であると思ったそうだ。つまり表現者としての自己は捨ててバケツリレーの1人として頼りにされることが大事と考えたと。プロはプロとして自らの専門分野で協力するべきと言う意見はある。しかし専門分野でやることには報酬がついて回る。お金を無条件に拒否しながら協力するとなると自分の専門を捨てたところでやることも一つのあり方だと思う。

p.s.
こうして一冊の本として出版していることは結果的に、十分自己表現(飯のタネ)にしているようにも見える。しかし内容は徹底して聞き役である。そこが本としては物足りなくもある。でも彼らがいろいろな人ととにかく出会ってその状況を新聞のように報じていることには深い意味があると思う。

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