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一人で飲んでいると起こること

先日荒木町のとある飲み屋に珍しく1人で入って1人で飲んでいた。右隣に私同様1人で飲んでいる恰幅のいい方がいた。私より10歳くらい年上に見える。五木寛之に似たカッコいいオヤジである。だいぶ前に来ていたのだろうか10分くらいしたら帰ろうとした。帰りがけに諏訪出身というバーテンに「諏訪には理科大があるよね、僕は理科大出身なんだ」と言う。あれあれ、それでは声をかけないわけにはいかないと思い。「私は理科大教員で」と言って話始めたら小一時間話がはずんだ。某会社の社長さんをしているそうである。理事長は友達だと言っていた。
そしてその方が帰ると、左隣に座ったおじさん(というにはかなり若い)が話しかけてきた。歳のころは30代である。名刺をもらうとこちらも某ソフトウエア会社の社長だった。社屋を作りたいのだと言う。そして某有名大学の教授もしている有名建築家に会ったそうだがなんともつまらないので彼には頼まないと言う。「それなら私とやりましょう」と言ったら「そうしましょうか」と言う。というたわいもない会話をして名刺を渡して店を出た。
1人で飲むと言うのもなかなか悪くないものである。

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