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日の丸アイス

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夜F先生の学会論文賞のお祝会食。市ヶ谷のフランス料理屋に出向く。食べ慣れないものだがフランス料理っぽくない素材の味を大事にした作り方が好みである。ほっき貝、ムース、冷パスタ、そしてメインディッシュのヒラメと豚ロース。クライマックスである、そしてデザートが三種類。この日の丸デザートはアイスクリームの詰まった桃にフランボワーズのソースがかかったもの。実に美しく最後を締めくくるにふさわしい。
食事の流れも音楽の流れも人の心を徐々に高めるようにできている。それが普通だよなっと考えながら今朝見た読売書法展のことを思い返した。
書の選抜展はどれも1000以上ある作品が巨匠のものから入選回数の多い順に並んでいく。日展もそうである。なので最初の部屋はなかなか見ごたえがあるがだんだんしぼんでいく。メインディッシュから始まりオードブルに進むのである。
順番がそうだということを知っていると後ろに進むほど見る方も力が入らなくなるし、展示も3段重ねくらいに密度が濃くなり注意散漫となる。本来逆に並べるべきなのだろうが、なにせ数が多いからそんなことしているとメインディッシュ食べる前に満腹になってしまう。しかし目を凝らしてみているとオードブルにもメインに負けない作品が多々。料理も同じだが。

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