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母逝く

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7月9日朝、母逝く。敗血症から腎不全、肺の機能低下で血中酸素濃度が減り昏睡状態となり呼吸が止まる。享年80歳。
僕の人格、気性、文化的な興味の大半は母によって導かれてきたと思う。そのことに感謝したい。
入院から11日、まるで見舞いや付添の大変さを配慮するかのようにさっさと逝ってしまった。実にあっけないものであった。兄貴と相談、1週間は防腐処置(embalming)して実家に置き、通夜はせず家族葬。無宗教。戒名なし。焼香なし。香典なし。献花をしながら音楽を奏でる音楽葬そすることに決める。午後遺体をエンバーミングすべく戸田の施設に運ぶ。処置に4時間くらいかかるので実家に戻る。モノを捨てぬオフクロの膨大なごみの山をかき分けて音楽葬に陳列する思い出の品を探す。
中から若かりし頃の写真を発掘。親父の証言によれば大学を卒業した当時のものとのこと。息子、孫一同あまりの凛々しい顔つきに驚愕。「よくこんな人と結婚できたね」と孫が爺さんに質問ともため息ともつかぬ発言。さらに幼少のころの写真を見ると東京の風景が多い。親父にオフクロの生まれを聞くと東京だということが分かる。オフクロは青森県出身ではなかったのである。親の生まれ育ちを死ぬまで間違っていたなんて言うことも珍しい。さらにたんすの中を発掘するとわが中高時代の通信簿、出産手帳、オフクロの大学時代の名簿など、いろいろ出てくる。いつか時間をかけてこれらを整理せねば、、、、

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コメント

お悔やみ申し上げます。
ご冥福をお祈りいたします。

テルへ

ありがとう。

ご愁傷様です.生き残った者で前に進むしかないのですが,肉親の場合心の整理がつけにくいなと感じていました.ご冥福をお祈り申し上げます.

天内君

ありがとう。心の整理はついています大丈夫です。親父が心配なだけです。

坂牛

霊よ安かれ!

霊よ安かれ!

玉川さんありがとうございます。

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