ホスピスコンペ
10時ころ山荘を出て大学に戻る。30分で戻れるところがいいと言えばいいのだが。旅情など微塵もない。研究室に戻りコンペの打ち合わせ。「子ども用ホスピス」がコンペの課題。実例がないだけに難しい。想像力をたくましくするしかない。
振り返ってみると、都内某所の某病院で僕の兄が生まれ、娘も生まれた。一方その病院で親類2人が亡くなった。ここでは生も死も味わった。亡くなった親類の1人は当時高校生。メラノーマという脳の悪性腫瘍であり死に至る病であった。おそらくこういう子どもこそホスピスに入るべきだったのだろう思う。彼は普通の総合病院にいて最期を迎えることとなったのだが、本人にとって、あるいは肉親にとって、もっとこうあるべき何かがあったのだろうか?この辺りから考えざるを得ない。昼のアサマで東京へ。久しぶりに丸善に寄り気になる本、ホスピス関連書を2冊ほどカートに放り込み宅配。事務所に戻る。夜はスライド会。