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いい波

早朝の電車で松本へ。さすがに冷え込む。9時から会議、10時半に終えて長野へとんぼ返り。帰りの電車で久しぶりにT先生といろいろ話す。大学に着いて昼をとってm2のゼミ。論文は少し形が見えてきた。設計は筋が通ってきたように思う。しかしいかんせんここまで来るのに時間がかかり過ぎ。終わって4年生の進路相談。ご飯食べて、北村ダンスワークショップのオブジェ計画を聞き、八潮の模型を見せてもらう。さあこのあたりからエネルギーが切れるが、がんばって事務所からの模型写真を見る。うーんと唸りスケッチブックに向かうがしばし描いて雑用を思い出す。給与査定の自己申告書を作りメール。再びスケッチブックに向かいしばし描くが名案浮かばず挫け、書架に向かい本を引っ張り出しては眺める。再度、机に座り今度は折り紙をしながら考えるが形がどんどん捻じれ上手くいかない。学生の名前ロゴ考えたりしてついに逃避行動にでる。仕方なく「名案浮かばず」と事務所に返信メール。
昨日読みかけの『単純な脳複雑な私』を読み終える。ルビンの壺をじっと睨み、壺に見えたり、顔に見えたりするのは、脳の電気信号が揺らいでいるからだという。人間は見ようとするものを見ているのではなく揺らぐ脳に身を任せている。外界の刺激がニューロンを通る経路は数多あり、そこで脳に落としていく知覚なるものは刺激に対して一義的に決まらない。この揺らぎのいい波に乗るといい結果が出せて、悪い波に乗ると結果を出せないなんていうことがあるそうだ。今日はいい波に乗れないのか、いい波が来ないのか?

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