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午前中のゼミ、午後の打ち合わせを終えてアサマに乗る。『ゼロ年代の想像力』によれば2000年代は「やられる前にやるやる」というサヴァイヴに目覚めた時代だと言う。そして著者はそうした例としてテレビドラマや小説を挙げる。それらを読めば読むほど、うちの娘がちょっと前まで熱狂していた類だなあと思い出す。もう高校生なのでその手のものには飽きたようだが、中学までは本屋で買ってとせがんでくる小説はたいていこのタイプ。見ているテレビドラマも殆どが戦いもの(と呼んでいるのは僕だけかもしれないが)。一体この子は変なんじゃないの?と思っていたが、世の中一般であったというわけだ。夕方事務所に戻る。携帯を研究室に忘れたことに気付いた。僕に電話しないで下さいね当分。御用のある方はメールでお願いします(と、帰宅後妻と娘に言うと、電話しても出ないし、メールしても返事くれないからそういわれなくても電話もメールもしないと言われた)。甲府プロジェクトの模型がカワイイ。室内の壁に赤みを入れようと言っていたら桃色にできている。甲府だから桃というのは安直だが、なんだかふんわりした感じである。友人の会社が「桃コマーシャル」と言う名前だったがそういえばなんとなくふんわかしてよかったなあと思い出した。人間関係を構築する場所にはふんわかした感じは大事だなあ。

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