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建築士法改悪に伴う大騒ぎ

最近建築士法の改正(悪)に伴い、大学院の2年を実務にカウントするか否かが議論を呼んでいる。国交省は実務に関連する授業を査定して認めた単位が30単位あれば2年実務にカウントしようと考えている。ところがこの認定基準がまだ定かではない。一方で来年の大学院入学者からこの制度を適用しようとしており、各大学どう対処するか右往左往している。この方向性を探るべく、あっちこっちの知り合いの先生に各大学の方向性についてヒアリングする。大きな国立大学、地方の国立大学、私立大学、美大系私立大学などなど。まあそれぞれ考えていることはさまざまであることが分かった。こんなに思惑が異なるというのは単に方針の差ではなく流布している国交省の方針があやふやであることに起因しているとしか考えられない。基準を明確にしてから再来年くらいから施行するのが筋というものではなかろうか?人騒がせである。
夕刻k-projectの見積りが届く。案の定1割オーバー。ただし内容をよく見ていくとまあなんとかクライアント予算には近いところに落とせそうな気がする。今回時間がないのでかなりコストに注意して設計してきた。それもあってこう言ってはなんだが1割オーバーというのは建築家人生においてオーバーの比率は最も小さい。見積書を見終わった頃やっと明日のプレゼンの模型が全部完成。最初のプレゼンで持って行く模型が5つというのは別に多い方ではないのだが、それぞれの完成度の高さから言うとこれもまれなケースである。こちらも時間が全然無いのでどの方向になろうともすんなり進めるようにかなり慎重。

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