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再生

研究室に届けてもらっていた鈴木博之『現代建築保存論』王国者2001を飛ばし読む。保存の基準とは何か?水戸のプロジェクトで考えいている最も重要な部分である。ここでもauhenticityがキー概念としてでてくる。その日本語訳として、「由緒正さ」という鈴木先生の訳語が紹介される。確かにこの言葉はなかなかよいように思われる。続いて磯崎新編著の『建物が残った』岩波書店1998を読む。午後の製図のエスキス終え、帰りの電車の中でも読み続ける。本書の中の磯崎さんの文章は大分の古い図書館,
新しい図書館そして古い図書館のリノベーションの受託から設計過程まで刻銘に記録されている。磯崎さんの文章は本当に読ませる。建築家の中で最も文章の上手い人ではなかろうか。ストーリーが面白すぎて本当だろうかと思うことさえある。夜事務所にもどりメールで貰っている打合せ記録の確認。拙著をスタッフに謹呈。是非じっくり読んでみて欲しい。金箱さんから電話で中国プロジェクトの構造の監理について。法規が違うので、設計院の設計変更について厳密なアドバイスはできないとのこと。もっともである。10時頃帰宅。

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