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建築美学

長雨である。風も強い。午前中は講義のパワポ作り。事務所においてあるロースの作品集が必要だが、雨が強いので後回し。作るそばから少しづつ、内容の深みが見えてくる。午後事務所でkプロジェクトのスタディ。4人がかりで一つの住宅をスタディすると言うのも実に贅沢であるが、時間がないので集中してやらないと可能性が見えてこない。3時頃から始めて8時まで。とりあえず3案くらいの可能性に絞る。まだあるのだろうが。
帰宅、夕食、最終一本前のアサマに駆け込む。車中、上松先生の退官記念『建築美学』中央公論美術出版2008を読む。なるほど、これは前著『建築空間論』にかなり近いストーリーである。信念というものか?ただ建築美学の西欧及び日本における系譜やら、美学と建築のかかわりなどが講義形式で分かりやすく書かれている。数十年前の早稲田講師時代の講義を録音されていたらしく、それを起したものだそうである。建築美学の入門書としては類を見ないのではなかろうか。

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