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大衆消費社会

2月24日
午後からA0勉強会1年半ぶりにロンドン留学中だった光岡君が復帰。彼にロンドンから送ってもらった「倫理的誤謬」の章をまだ読み合わせているのだからこの本はなかなか面倒臭い内容である。『言葉と建築』より難しいのではと僕が問うと、彼も実例が出てこない観念的な話なのでなかなか内容が掴みにくいと同意していた。勉強会終了後帰宅。風呂に入ってリラックスして飯を食い大学へ出かける。東京駅で初めて気付いたのだが、長野新幹線は強風で大幅に遅れているようである。9時半なのに出発する電車は7時半の遅れた電車である。そのせいか社内は満員。車中、犬田充『大衆消費社会の終焉』中公新書1977という古い新書を読む。地球上に消費を美徳とするような文化が生じたのはこの数世紀のことであり、こうして生まれたホモ・コンスメンスのヘドニズム(快楽主義)から人類は決別しなければいけないという問いを著者は投げかけている。今から30年前僕が高校3年のときにそういう発言があったということを再認識。長野は雪。明日の入試が心配である。北大は既に一日延期を決めいている。

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