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アサマ通勤

2コマめの講義にあわせてアサマに飛び乗る。車中山本学治の『現代建築と技術』を読んだ。この本よく見れば初版が昭和38年である。その中で彼は建築家の仕事は機能的特性と技術的特性そして視覚的特性を結びつける一貫性こそ建築的統一であると述べている。やはりここでもウィトルウィウス以来の用・強・美ということである。しかしこう言う総合的視点の持ち主は現代のアカデミックな世界の中にはいないなあと改めてこの人の偉大さを思う。午前中の講義を終えて午後は製図。住宅設計は3回目のエスキス。終わったら7時ころになってしまった。1時間も延長。ぶらぶら駅に。運良く7時半の電車があった。駅弁を食べながら読みかけだった中島純一の『流行の心理』金子書房2003を読む。その中にアメリカの社会学者ボガーダスの流行分類表がのっていた。そこには建築も対象として取り上げられていたのがビックリである。

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