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牛乳を注ぐ女

朝からまた英語漬け。昼からA0勉強会。一生懸命読んでいるつもりなのだが進まない。本当に骨の折れる英文である。二人で5時間かけて2ページ進んだだろうか?それもラフな訳は既にあってのことである。それを前にしてこのざまなのだから情けない。聖書からの引用と思しき言葉やシェイクスピアからの引用やら、その意味合いが掴みきれない。でもこうして建築を忘れる時間(もちろん建築の本を読んでいるので建築の世界の中にはいるのだが、建築を相手にしていると言うよりは英語を相手にしているという感じである)は言ってみれば汗を流して無心に運動しているようなもの。終わったときは疲れるが清清しい。
夕食後先日買った『恋するフェルメール36作品への旅』白水社2007を読む。著者は有吉佐和子の娘、有吉玉青。僕より5つ若く既に著書はたくさんある。東大美学で学者の道を志すも自分には向かないと感じ、物書きに転向したよなことが書かれていた。夫の留学に同行しボストン、ニューヨークと住み換えた。世界に36ある作品のおよそ半分はアメリカにあり、そのうち7つはメトロポリタンにあるそうだ。ここでフェルメールに出会った有吉の旅はヨーロッパへ移り、アムステルダムで牛乳を注ぐ女に出逢う。もちろんその絵を写真では見ていたそうだが、本物を見たときにガツンときたと書いてある。そして全てを見る前に、彼女はこれが彼女のベストオブフェルメールだと感じたそうだ。
牛乳を注ぐ女は先日国立新美術館で見たものではないか。ほー。確かにネットでフェルメールの全ての作品を眺めてみても確かにこれは一番素敵に見える。そうか有吉のベストオブフェルメールを最初に見れた僕はラッキーだったのかもしれない。

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