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さてゼミでも

夏休みはコンペに時間をかけゼミが少し歯抜けになっている。意匠系の論考とは特にその方法が確立されているわけではないので工学のそれのように実験やってまとめてと言う風には行かない。ということはつまり卒論レベルの程度というものもない。もちろん僕の頭にはあるレベルというものがおぼろげにあるものの、個人の力量というものもあるだろうから後はその人に応じてということになる。尻をたたいて良いものにするのは教師冥利に尽きるのだが、それはそれで体力(精神的)勝負。まあこんなもんでいいかというのは自分の人生においても人の教育においても頭をもたげそれをひっぱたいて追い出すのは結構また体力がいる。その昔篠原先生も特にテーマを決めて論文をやっていたわけでなかったし割り切っておられたが、そうできるものならそうしたいと言う気持ちもまた頭をもたげるものである。

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