花火
金箱スケッチが届く。テーテンスからのアドバイスもメールと電話でやり取りする。その後、ヘンリケの構造案を見てナカジとしばらくディスカッション。なんとなく2案のうちアリーナを浮かすのは展開可能性が乏しい気がしてきた。オーソドックス案をリアルに展開しよう。腹は決まった。
夕刻ちょっと抜け出しN君のマンションの屋上で神宮の花火を見る。大京町の10階だから神宮は目の前だがそれでも少し距離があるせいか美しいのだが迫力はなかった。でも音は結構すごい。見ながら思う。幼少の頃から花火の造形はそう変わらないものだ。花火師が考え抜いた結晶なのであろうが。そう簡単に見たことも無いものは登場しない。「四角いスイカがあるのだから四角い花火はないのか?」とか「もっと美しいメロディを奏でるものはないのか?」などぶつぶつ独り言を呟く。