若松の新作
図版整理を午前中行なう。今日も殺人的な暑さである。我が家は3方向に窓があり上はセットバックしたテラスとなったマンションの一部屋である。プランとしてはとても優秀だがその分外部環境の影響を受けやすい。暑さには特に弱い。壁が熱気を帯びるのである。12時30分に家を出て1時の新幹線に飛び乗り2時に軽井沢で降りる。学生の車に乗り若松のオープンハウスを見せてもらう。面白そうな断面図にそそられて皆で行く。100坪の別荘だから、別荘というよりは豪邸である。3世帯で使うとのことでベッドルームが3つある。建物はコンクリートスラブで浮かし、1階にはジャクージだけ。湿気の多い軽井沢ではこの断面がベストかもしれない。大きな屋根の下にいくつかの空間が集積しているというのがコンセプトとのこと。そのためそれら空間を示す垂れ壁が高さ1950のところに見えてくる。大屋根でありながら多様な空間を作る方法の模索である。
帰りがけアトリエワンの新作(オープンハウスが延期になった)ハウスアサマの脇を通る。ガラス張りの外観だけ見えたがまあまたゆっくり見せてもらおうと思い素通りし大学へ。