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篠原の遺言

今日は朝から本作りのための図版の整理を行なうことに決めていた。この作業は前期が終わるまでは手が付けられない代物。まとまった時間が取れるようになったらやろうと思っていたものである。しかしそうして放っておくとやるときには少し気合を入れないとできない。図版を減らしながら可能なものは自分で撮影したものに入れ代えどうしても他に頼まなければならないもを厳選するという作業である。自分のスライドをひっくり返し、先ずは何が使えるかを見ていく。これが結構時間を食う。ライトテーブルでもあればいいのだが、、、チャンディガールは自分の写真で行こう、妹島さんのディオールは来週撮りに行こう、ボロミーニのクアトロフォンターネはイタリアで撮ってくる、白の家は先日撮ったものが使えるか?うーんダメだねこれは、多木さんの写真をお借りしよう、坂本先生の写真は別途お願いにあがろう、などなど、外国の出版社にお手紙を書くのはちょっと手間だし、時間がかかりそうだからなんとかそれを避けつつ、あれやこれや。半分くらい整理したところで時間。今日は奥山と鹿島出版会の川嶋さんとちゃんこ鍋を食べる約束。まあそれはミーティングの後の話。いつもはうちの事務所でやるミーティングだが今日は奥山研に出かける。篠原先生の最後の設計の模型や図面を見ながらいろいろ議論。この建物は外観模型しか見たことがなかったので内部は知らなかった。しかし内部が凄い。かなり凄い。いや最後に篠原先生は生涯の思想を結実させた。うーん今日はいいものを見た。

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