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宮本常一

4月13日
とんだハプニング。設計製図終了間際一人の学生が体調を崩し病院へ。帰宅のバスを取りやめて付き添う。幸い体調回復。良かった良かった。人間、何はなくとも体。子供を見ていてもそう思う。多少のことは目をつむりましょう。ただ体だけは大事にして欲しいと。
バスを逃したので次の新幹線まで中途半端な時間。駅前書店平安堂で1時間時間をつぶす本を探す。『これだけは知っておきたい大人の国語力』を買って駅のベンチで挑戦。わー分からない。普段学生に怒っていながら情けないものである。読めない漢字続出。慣用句の誤用が見抜けない。帰宅後かみさんと深夜まで挑戦。自信のある人ほどショックは大きいようである。
車中、佐野真一『旅する巨人宮本常一と渋沢敬三』文芸春秋1996を読む。この本は民俗学の大家宮本の足跡を渋沢との関係に焦点をあてて描いたドキュメントである。などと書くと宮本を良く知っているかのように聞こえるが、この名を知ったのはつい最近。大学の歴史の先生に教えていただき平安堂でフェアーをやってると聞きちょっと覗いた。イヤー知らないのは恥と言うほど凄い人であることがよく分かった。民俗学と言えば柳田しか知らない私としては少し世の中が広がった思いである。

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