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国立新美術館

昨晩長野に来ようと思ったが、余りの脱力感と風邪っぽく帰宅した。今朝は少し気分転換に新国立美術館を覗いた。乃木坂駅から直ぐである。入り口付近で金箱さんのような人が横を通り過ぎたが金箱さんだっただろうか?なんて思いながらあの巨大ぐにゃぐにゃアトリウムに入る。なとも大味である。美術館が大味なら展覧会も大味である。タイトルが「20世紀美術探検」だなんてそりゃ無茶というもの。
一階ロビーでサンドイッチ食べながら3層吹き抜けの上部を見上げる。ぐにゃぐにゃカーテンウォールに高さ2メートルごとくらいにキャットウォークが8段くらい重なる。縦方向の方立てもぐにゃぐにゃの鉄のフラットバーが5メートルピッチくらいに林立する。だから水平方向も垂直方向にも視界は外に抜けない。なんとも透明性の無いカーテンウォールである。まあつまりこれは透明性などはなから諦め、こうした部材の連続を見せようと言うデザインなのだろう。キャットウォークの連続も一つの文様なのかもしれない。つまりはパターンと言うことか???そんなに好意的に見てはいけない気もするが。
その後大学へ。やってるやってる。梗概をチェック。チェック。何度読んでも赤だらけになる。梗概も設計と同じなのだろうか?設計は時間切れで決まると丹下健三は言ったそうだ。しかしどちらもただ時間切れでいいものになるというわけではない。

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