木造三階建て
t邸の検討。住宅なのにこんなにキュウキュウの設計をするのは始めてである。基本設計なのに数センチの検討が続く。それというのも貸室が二つあるからなのだが。今までおおらかな計画ばかりだったからこのギャップにはやや閉口。三階建てなので構造の制約も大きい。お金も無いからタダの箱にしたいのだが、それだと要求が納まらないということもあり変則的な構造を考える。考えたそばから金箱さんに電話。うーんとうなる。できなくは無いが、コストアップになるという。タダの箱だから簡単なので。とお願いしたのだが、設計が進むと案の定面倒になる。そんなことを予測していたかもしれないのだが、「全然簡単じゃないね」とイヤミを言われる。いや好きで複雑にしているのではないのである。タダの箱に勝るものはない。そんなことは分かっているのだが、要求が厳しいのである。