JIA奈良大会
11月9日
奈良の朝。長野より暖かい。JIA(日本建築家協会)の大会は11時なので奈良公園を散歩。興福寺が開いている。阿修羅像と感激の再開。高校の修学旅行で唯一印象に残っている仏像である。奈良時代の像なのに顔が現代人なのである。しかしリアルなのは顔だけで6本ある手も足も割り箸のようにまっすぐである。この不釣合いが面白い。11時半から東大寺の脇にある奈良市公開堂でJIA新人賞の審査が始まる。会場に行くと、同世代のつわものに合う。岡田哲史、前田紀貞、山梨などなど。最初はA1のパネル審査。審査員、長谷川逸子、竹原義二、渡辺真理三名が各パネルを回り、出品者に質問をする。40名を先ず20名に絞る。3票頂獲得無事通過。知り合いたちも皆通過。そしてその20名が一人3分質疑2分というハードなタイムテーブルで壇上でプレゼン。それから休憩をはさみ審査員が一人4名ずつ記入して集計。2票頂き通過。4名に絞る所だったらしいが、審査員の希望で5名残し、この5名が現地審査対象となった。残れて嬉しいのだが、現地審査のための資料作りやらなにやら仕事が増えるのが憂鬱でもある。
岡田哲史、陶器浩一と京都に出て夕食をとる。岡田氏は千葉大で今年から教えている。お互いの交流を約束して分かれる。