早大レク
午前中ゲストスピーカーとして早稲田大学に行く。早稲田にはオープンスクールと言って、どの学部の人も受講できる教養講座のようなものが用意されている。タイトルは「感性の問いの現在」というもので年間を通して開講されている。様々なゲストが呼ばれて話をしているようだ。その全貌は知らないが僕は僕のかみさんとともに3年前から呼ばれ僕は建築かみさんは書について講義をしている。
この講座は早稲田大学で行われているのだが、仕切っているのは東大の小田部先生で僕も彼に呼ばれて毎年参加している。今日の演題は「建築の規則」まるでブルデューのパクリのようだが、パクリである。本当は小田部先生に敬意を表して「建築の条件」にしようかとも思ったがそれは来年にする。内容はまあ今書いている論文を一ひねりしたもの。論文発表会の予行演習のようなもの。でも100名近くが一生懸命聞いてくれて楽しいレクチャーだった。終ると質問に来る学生もいて熱心さが伝わってくる。やはり文系の学生の方が僕の言うことは伝わるのかもしれない。
レクチャーが終わると、小田部さんがこれを本にするなら文系の学生も買うでしょうと言ってくれた。文系の学生もと言うより、文系の学生の方がと言うべきかもしれない。更にこのオープンスクール全体を統括している早稲田の酒井先生から2年後くらいに新しい学科ができるので協力をお願いしたいと頼まれた。ついでに小田部さんからも来年美学での協力を依頼された。文系の学生との対話は望むところまああとは脳みそと時間の使いよう。やれるところまでやるしかない。