教科書の価値
昼まで自宅。積読状態の本の整理、引越しの時に京都から取り寄せた3段スライド本棚が少しずつ一杯になってきた、恐怖である。しかしここが一杯になるのも時間の問題であろう。どうしよう?大学に送るという手もあるのだが、いずれ戻ってくることを考えるとそれも躊躇してしまう。
午後事務所、一人で静かにエスキスをする。気持ちがいい。新たな案ができた。スタッフに模型を作る指示を残して帰宅。昨日から宮島喬『現代社会学』有斐閣1995、改訂2005を読んでいる。多分このての本は大学の教科書にするようなものである。それゆえ、広く浅く体系的な説明がされる。自分の断片的な知識を整理統合するにはもってこいである。ちょっと前に原佑 他『西洋哲学史』東大出版会1955、第三版2000を読んだ。これも教科書でありとてもよくできている。やはり長年使われている概論はきちんとしているということだろうか。そう思うと自分の授業でもいわゆる教科書を使ってみようかという気にもなる。僕が大学時代使っていた、藤岡先生の『建築史』は未だ売られている。学生には全体を見渡せる視点を示す必要もあるのかな?
さてこれから夕食をとって秋葉原のブリッジ渡ってから長野へ行こう。