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第一講は性格。講義でも話したが、この性格には大きくは二つのことがある。それは記号として建築が用途を語ったり、あるいは記号として彫刻のような物が伝説を語ったりする。この場合はどちらも予備知識が必要である。駅なら駅という建築を数回見たから次に見たものが駅と分かるのである。彫刻の物語性も勉強して初めて分かる。一方そうした知性の裏づけによることなく、感性に直接訴える性格というものもある。そこで今日の質問だが、君の建築体験において、感性に直接訴えかけてきた経験を書いて欲しい。
今日はコンテクストの話しである。ロジャースは「その場所に先在するもの」という意味でル・プレシテンツ・アンビエンターレという言葉を使ってモダニズム批判をした。それが英語圏に移りコンテクストという言葉が使われるのである。
そこで今日の質問だが、その後のローの使い方は置いておいて、このロジャースの曖昧な定義を再解釈して欲しい。あなたがある建物を設計する時にその敷地に先在するものとして何が考えられるか?それはどのように設計に反映できて、どういう効果があるのか?記して欲しい。