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2005年12月21日

第十一講お題

今日は前置きなし。お題。「あなたが建築の中に空間を発見した時、場所を発見した時、あるいはまったく別の何かを発見した時」3つとも詳述せよ。1000字

2005年12月14日

第十講お題

今日の話は秩序と簡潔性である。
秩序はギリシアからの建築の基本である一方簡潔性はロココ以降の概念であった。
講義ではそうした話はしなかったけれど、実は一般に、秩序は簡潔性を呼び込むし、無秩序は複雑性を引き寄せるものである。
そこで今日のお題である。①秩序ある複雑性と②無秩序な簡潔性を探し、その説明を加えた後で、その場合の秩序と簡潔性の言葉の定義をせよ。
変な質問であることは承知で出している。たまにはこういうのもいい。とても工学的ではないが、先ずは感覚的に相手を納得させてから、「という場合僕はこういう風にこの言葉をつかっているのだよ」と言うのも説得力を持つものである。
そんなものはないと言われると困るので例を挙げる。
①の例はバーコード、あの線の太さの種類はどうも四種類くらいあり、余白の幅も四種類くらいありそれが順列組み合わせで並んでおり実に複雑に見える。一方そこには秩序があるはずである。もしなければあそこから情報を読み取ることはできない
②の例は大海原。水平線で切り取られたその下。絵で書けば青く塗りつぶされる。簡潔である。しかしよくよく見ればその表面にはそのときの風の調子で無数の大きさの異なる波がうごめいているのである。そこには秩序と呼べるようなものはなく端的に複雑なのである。
さてこのとき僕の用法では秩序とは規則性である。一方簡潔性とは要素の数が少ないことである。

という風にやってください。まあこれは例なのでもう少し丁寧に1000字くらいで解説してください。

2005年12月07日

第九講お題

natureは西洋建築の美の根源であり建築の根源です。だから建築家は常に先ずこの概念を通過しなければならないのです。そして自然が良いことか悪いことか宣言しなければならないのです。「西洋」とあえてつけましたが、洋の東西を問わず、建築の最初は自然の改造であり、それは日本人だって縄文時代を見れば明らかです。つまり日本の建築ももちろん自然は一つの根源だったはずです。

そこで今日のお題は日本建築と自然の関係の真髄をあなたの経験を基に1000字程度で方って欲しい。