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建築のモノサシ

信州大学工学部社会開発工学科:学部2年 2006年冬

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第2講 人間と妖怪 - parts

《参考文献》

[A]…講義の理解を深めるために是非一読を(入手も容易)。
[B]…講義の内容を発展的に拡張して理解したい人向け。
[C]…やや専門的だが、面白い本。
[D]…やや専門的かつ入手困難だが、それだけに興味のある方は是非。

  1. 柳亮、1965『黄金分割 ピラミッドからル・コルビュジェまで』、美術出版社 [B]
    ● 比例理論の歴史と黄金分割の概説書。

  2. ウィトルーウィウス(Vitruvius Pollio, Marcus), 1979(前1世紀)『ウィトルーウィウス建築書』(森田慶一訳)、東海大学出版会 [C]
    ● 世界で最も古い現存する建築論。

  3. Veronica Biermann, 2003 "Architectural Theory", Taschen [D]
    ● ルネサンス以来の世界の建築理論の概説書(とても便利)。

  4. ジョン・サマーソン(John Summerson), 1976(1963)『古典主義建築の系譜』(鈴木博之訳)、中央公論美術出版 [B]
    ● 古典主義建築のオーソドックスな概説書(私が留学中、ジェンクスが教科書として使っていた)。

  5. ル・コルビュジエ(Le Corbusier), 1976(1948)『モデュロール』(吉阪隆正訳)、鹿島出版会 [C]
    ● コルビュジェの比例理論の集大成。

  6. 原広司、1967『建築に何が可能か』、学芸書林 [B]
    ● 有孔体理論確立の書。

  7. 原広司、1976『空間<機能から様相へ>』、岩波書店 [A]
    ● 日本人によるまともなモダニズム批判。

  8. フレドリック・ジェイムソン(Fredric Jameson)、1998(1994) 『時間の種子』(松浦俊輔+小野木明恵訳)、青土社[B]
    ● 後期資本主義のポストモダン分析。

  9. 坂牛卓、2002「窓を巡って」、『建築技術』2002年2月号 [B]
    ● 部分を拡大していくことの視覚的意味と効果を論じた作品論。

  10. ヴィンケルマン(J. J. Winckelmann)、1976(1755)『ギリシア美術模倣論』(澤柳大五郎訳)、座右宝刊行会 [B]
    ● 18世紀の視線をギリシャに向かわせた古典的名著。