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白金の庭園美術館で「クリスチャン ボルタンスキー」展が行われている。展覧会は本館のアールデコの建物内では指向性の小さなスピーカーから声が聞こえてくる。スピーカーは気をつけてみないとその場所がわからないので人の呟きが耳元で囁くように聞こえてくる。新館では目がプリントされたカーテンが揺れる薄暗い部屋と、枯草がしきつめられた部屋に自然風景ビデオが映し出された部屋が用意されていた。とてつもなく、高校の文化祭のようで愉快だった。このくらいいい加減なアートは実にいい。無料ならば。
投稿者: 管理者 日時: 13:02 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
国立近代美術館でトマス・ルフ展が行われている。ルフはアンドレアス・グルスキーなどとともに、ジュッセルドルフ芸術アカデミーでベルント&ヒラ・ベッヒャーにオブジェクティブな写真のあり方を教わった写真家である。巨大なポートレートで有名になったが、今だにこれが一番印象的に見える。顔の持つ力は大きい。
投稿者: 管理者 日時: 16:44 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)