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マグリット展

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〇ルネ・マグリット「赤いモデル」(デュシャンが最も推奨していたマグリット作品)
マグリット展カタログより
国立新美術館でマグリットを見たあとでシュルレアルの話をかみさんとしていたのだが、マグリットのようにありえない組み合わせをする描き方以外にシュルレアルにはミロのようにオートマティスムで抽象的な絵画を描く人がいる。こういう抽象性は後に登場する抽象表現主義のポロックなんかとどう違うんだろうという話になった。ミロはあくまで深層心理を引き出そうとしているのに対して、ポロックは描く対象などを想定していないのだから大違いだろうと結論したのだが、帰宅してカタログを見るとシュルレアルの後世への影響として、ミロ、マッソン、エルンストなどの抽象性の高い絵画はポロック、ニューマン、ロスコらに深く影響し、マグリットとマグリットがシュルレアルの嚆矢と指摘したデュシャンはネオダダのジャズパージョーンズやポップのウォホール、ローゼンクイスト等に影響しているということである。なるほどそういうものか。

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