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今和次郎展


新橋の汐留ミュージアムで今和次郎展をやっている。1888年に弘前に生まれたとは知らなかった。青森なんだ。やはり泥臭い人は東北から生まれるのかなあ。と思いながら素敵なスケッチを見る。その昔早稲田に行っていた叔母さんが建築やるならと言って大学に入学した時に今和次郎全集をくれた。今から30年くらい前である。古本屋に売ったらいけないと言われてなんとなくその素敵なスケッチを眺めていた。今日その原図を見られて少々感慨深い。
彼は育つのに20年、絵に10年、農村に10年、衣服に10年、住居に10年、生活学に10年と自ら言うくらい幅広い人だった。建築が幅広い文化の上に載っかっているという僕の認識は少なからず今和次郎から来ている。建築家の中でこれだけ真剣に服飾のことを勉強して本まで書いているのは彼くらいである。改めて驚いている。

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