フレンチ・ウィンドウ展
●マルセル・デュシャン「フレッシュ・ウィドウ」1920
森美術館でフレンチウィンドウ展をやっている。これはデュシャンの「フレッシュ・ウィドウ」という作品、別名「フランスの窓」に想を得て「窓」をキーワードにした展示構成で過去10年間のマルセル・デュシャン賞の受賞者、ノミネート者の作品を紹介する展覧会である。マルセル・デュシャン賞はイギリスのターナー賞と並び称される現代アートの名誉ある賞である。ただターナー賞と異なるところは美術館などの公的機関ではなく個人コレクターたちが中心となって組織化しているところだそうだ。
現代フランスアートの最前線ということのようだが内容はとても静か、おとなしい、理性的、もっとエキサイティングなぶっ飛んだ作品を期待したのだけれど。