柳澤賞をさし上げるのに菅沼田くんの作品と最後まで悩みましたが、今回は竹之内さんの案を柳澤賞とします。
菅沼田案が“剛”だとすると、竹之内案は“柔”であり、かたちのないものにどうかたちを与えるかという問題に答えていると判断したからです。
どちらの案も優劣つけがたく、本来は両方ともあげたいところですが、竹之内さんの柔らかさが半歩、可能性を高く感じました。おめでとう。
オフィスの基本形であるキューブという形式の中で、それからはみ出ることなく、しかし既成のオフィスの環境を大きく変化させた。