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建築の規則

東京理科大学工学部第二部建築学科
建築意匠論(学部3年/2011年前期)

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坂牛研究室
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第2講 質料の規則 白無垢と色内掛け - color

《参考文献》

[A]…講義の理解を深めるために是非一読を(入手も容易)。
[B]…講義の内容を発展的に拡張して理解したい人向け。
[C]…やや専門的だが、面白い本。
[D]…やや専門的かつ入手困難だが、それだけに興味のある方は是非。

  1. 村田純一、2002『色彩の哲学』、岩波書店 [A]
    ● 色彩論の本ではこれが一番面白い。
  2. 小町谷朝生、1991『色彩と感性のポリフォニー』、勁草書房 [B]
    ● 題名の示す通り、色と感性の交感をテーマとした良書。
  3. 小町谷朝生、1987『色彩のアルケオロジー』、勁草書房 [B]
    ● 色と人間とのかかわりの諸現象を分析。
  4. 大山正、1994『色彩心理学入門』、中公新書 [B]
    ● 色彩学の通史としてもっとも分かりやすい入門書。
  5. ルードウィヒ・ウィトゲンシュタイン(Ludwig Wittgenstein)、1997(1977)『色彩について』(中村昇/瀬島貞則訳)、新書館 [B]
    ● 色の公理と格闘する書。
  6. ゲーテ(J. W. V. Goethe)、2001『色彩論』(木村直司訳)、ちくま書房 [B]
    ● 色彩論の古典。
  7. レイトナー(B. Leitner)、1989(1976)『ウィトゲンシュタインの建築』(磯崎新訳)、青土社 [B]
    ● ウィトゲンシュタインの論理同様に彼の建築の緻密さが現れる。
  8. フィリップ・ジョンソン、ヘンリー=ラッセル・ヒッチコック(Philip Johnson, Henry-Russell Hitchcok)、1978(1932)『インターナショナル・スタイル』(武澤秀一訳)、鹿島出版会 [B]
    ● 四角く白い箱が何故生まれたか、その起源はここにある。
  9. テオ・ファン・ドゥースブルフ(Theo van Doesburg)、1993(1925)『新しい造形芸術の基礎概念 バウハウス叢書6 』 (宮島久雄訳)、中央公論美術出版 [B]
    ● バウハウス叢書はすべて当時のモダニズムの息吹が伝わる興味深い書。なかでもドゥースブルフはもっともラディカルなモダニストであり、その理論は力強い。
  10. Rem Koolhaas, Norman Foster, Alessandro Mendini, 2001 "Colours", Birkhauser [C]
    ● 色はコールハースが語っても面白く(ロジカル)にはならないか?
  11. 谷川渥/坂牛卓対談、2003 「建築の質料とモダニズム」、『芸術の宇宙誌 谷川渥対談集』所収、右文書院 [C]
    ● 美学の逆説以来、一貫して近代美術の質料的考察を行う谷川氏と坂牛の質料(色)をめぐる対談。
  12. Arthur Ruegg (ed.), 1997 "Le Corbusier Polychromie architecturale", Birkhauser [D]
    ● 今まで明かされなかったコルビュジェの色についての考察と、コルのカラーキーボードの復刻版。
  13. 林美佐、1995 『色彩の鍵盤ール・コルビュジェの建築と色彩』、ギャルリー・タイセイ [D]
    ● コルの色彩に関する(私の知る限り)日本で最初のまとまった論考。
  14. 藤幡正樹、1997『カラー・アズ・ア・コンセプト —デジタル時代の色彩論』、美術出版社 [D]
    ● 色彩のデジタル分析手法の紹介。