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設計製図第5

信州大学工学部社会開発工学科:学部4年 2010年前期


課題:自由設計  優秀作品

担当講師(tutor in charge):坂牛先生 早見先生 梅干野先生
TA:朝日大和(M1)、塩入勇生(M1)
ゲストクリティーク:坂本一成(建築家/アトリエ・アンド・アイ主宰)
松岡聡(建築家)
山田健一郎(建築家/山田建築設計室)
片倉隆幸(建築家/信州大学非常勤講師)
川上恵一(建築家/信州大学非常勤講師)
広瀬毅(建築家/信州大学非常勤講師)

                      
審査結果
 各人のプレゼンテーション終了後、先生方による投票形式の審査により、各賞を選出。以下に、審査結果と受賞者の作品を掲載する。

各先生からのコメント
坂本一成先生
最優秀賞の作品は、敷地の通り抜け通路の設定に基づいたプランニングによる巧みな計画で、都市建築の可能性を提案したものとして評価できた。 優秀賞の作品は、抽象的な概念的空間を布の利用によって柔らかに表現したもので、積極的に現実化しようと試みたものとして評価できた。

松岡聡先生:
・最優秀案  例えば大規模な建築が商業建築であることの現状をどう考えるか。需要があれば、その場所に求めるとおり建ててしまっていいのだろうか。みなさん、建築のパブリック性をちょっと考えてみては。

山田健一郎先生:
・他にも魅力的な作品がある中で、長田さんの作品は力作であり、完成度では頭一つ抜けていました。
・竹之内さんの作品は、布に開口部をあけてはダメです。
・門井さんの皮膚感覚を感じるプレゼは楽しかったです。Verner Pantonを勉強してみたら?

坂牛卓先生:
去年より少し進歩した。 もう一息だね。

川上惠一先生:
深く考えて、やさしく表現すべき。みんな楽しそうは良し。 単純に考えて、複雑にしていて、ひとりよがりが良くない。デメリットについてよく考えてほしい。 これからもよく考えて表現すること。(どちらも)夢をもっていることが良い。

片倉隆幸先生:
・最優秀案  密度の高い模型は大変魅力的でした。作り込まれた鋭角のプランは、少しなじめないところもありますが、全体として上手なまとめ方と思います。
・優秀案  詩的な作品だったと思いますが、建築にしていくのになお努力されてください。
・全体的に レベルの高い作品でした。表現力を身につけ、今後とも努力されてください。

広瀬毅先生:
各人それぞれ良いアイディアを持っていたと思いますが、皆それを生かしきれていなかったように思います。その中で長田君の案は完成度が高く、難しいプランニングを上手くまとめていたと思う。竹之内さんは、コンセプチュアルなアイディアを上手く現実的な形にすることができた。
最優秀賞 
長田 純一



優秀賞・坂本賞 
竹之内芙美




             
講評会風景

優 秀 者
発 表 者