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2007年05月 アーカイブ

2007年05月07日

第三講お題

本日の講義はなかなか難しいけれど、デザインの話をああいう風に語れる人は日本広しと雖もそうたくさんはいないはず。貴重な講義だと思って欲しい。
さてデザインとはモノと観念であるという話はさておき、その後で語ったデザイン自体のあり方について僕はデザインとはハビトゥスからのチョイスの選球眼だと言った。一方その対極としてネオプラトニズム的なイデア論がある。さてあなたはデザインをどうとらえるか?あなたのデザインの定義を書いて欲しい。私、あるいはネオプラトニズムを援用しても構わないし、君たちのオリジナルでも結構。私を納得させる論理を組み立てて欲しい。

2007年05月14日

第四講お題

今日は瞬間設計に時間を食って説明がちょっと軽く終わってしまった。さて本日のテーマはフレキシビリティ。今日の講義で一番大事な人は最後に登場したルフェーブルそしてその概念「流用」である。そこで君たちの想像力を試そう。今君たちの周辺の建物で最も不要と思われる建物を一個あげてそれを何に変えたいか述べて欲しい。それはしかし単純に子供のわがままのようなものではダメである。新たな機能がもとの建物の建築的特質を十分に活用できるような提案をして欲しい。さあ小森君皆が納得のいく評をお願いしたい。

2007年05月21日

題五講お題

今日は食傷気味。内容が濃い。なんといってもformだから。formには二つの意味があるというのが始まり。それは時代とともに変遷するが大別すれば形と観念である。しかし科学偏重の現代においては形式主義が勢いを持ち、この二つ目の意味を曇らせているというのがポイントである。
さて今日のお題。君は建築からform(形と観念)を感じ取ることができるか?あるいは感じ取ることに意義を見出せるか?あるいは形だけを知覚すればそれでよいか?逆に設計をするときにformを作ろうとしているか?あるいはformを作ることは可能と考えるか?あるいは形のみを作ること以外に可能性は無いと感じるか?
これら全てに答えてもよいし、受容の側だけから、あるいは創作の側だけから答えてもよい。トピックセンテンスを忘れずに正しい日本語で答えて欲しい。

2007年05月28日

第六講お題

今日は機能functionという前回に続き重い内容だった。そして「人間にとっての使い勝手」という意味がこの言葉に込められたのはつい最近という事実に皆も目から鱗だったのではないだろうか?使い勝手という概念も度を超すと昨今のコンビニ住宅のように何でも電化されてコンピューター化されてボタンひとつで家が動くような建物になってしまう。そういう場所は便利だろうけれど僕はあまり住みたい気はしない。もっと心の安らぎを得られることのほうが重要ではと思ってしまう。
さて上記使い勝手はドイツ語ではツヴェックマーシッヒという言葉で表される内容でありもう1つザッハリッヒと言う言葉も機能を表す。しかしそれは人にとっての良さではなくものとしての良さである。例えばチーターはその走る速さでは動物1である。そしてそれによって外敵から身を守る。これをわれわれは機能的と呼ぶ場合もある。この場合の意味がザッハリッヒであろう。
そこであなたにとってザッハリッヒな良さを感じる建築をあげてその理由を説明して欲しい。

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