→HOME

建築のモノサシ

信州大学工学部社会開発工学科:学部2年 2005年冬

←2 / 2

introduction

《本講義全体を通して参考となる基礎的知識を得る本》

[A]…講義の理解を深めるために是非一読を(入手も容易)。
[B]…講義の内容を発展的に拡張して理解したい人向け。
[C]…やや専門的だが、面白い本。
[D]…やや専門的かつ入手困難だが、それだけに興味のある方は是非。

  1. クレメント・グリンバーグ(Clement Greenberg) 他、1995『モダニズムのハード・コア』「批評空間」1995年臨時増刊号、太田出版 [A]
    ● モダニズムを知るにはここから。

  2. 谷川渥編、1999『芸術理論の現在』、東信堂 [A]
    ● 特に「III テクストの地平」は文献案内として有用。

  3. 海野弘、2002『モダンデザイン史』、美術出版社[B]
    ● 幅の広いモダニズムへの視線は彼に勝るものはなし。

  4. ケネス・フランプトン(Kenneth Frampton)、2003(1980,1992) 『現代建築史』、青土社 [B]
    ● モダニズム建築通史としては最もアップデートなもの。

  5. 土居義岳、1997『言葉と建築』、建築技術 [A]
    ● 建築の言説を考える上で重要、そしてとても面白い。

  6. Adrian Forty, 2000 "Words and Buildings A Vocabulary of Modern Architecture", Thames and Hudson [B]
    ● 土居さんの本と同名(土居氏はフーコーをもじったのだが)。『欲望のオブジェ――デザインと社会1750−1980』の著者の次なる大作。[翻訳が鹿島出版会より刊行予定]

  7. ディヴィッド・ワトキン(David Watkin)、1993(1980)『建築史学の興隆』(桐敷真次郎訳)、中央公論美術出版 [B]
    ● 建築史史の名著。

  8. 小田部胤久、2001『芸術の逆説』、東京大学出版会 [B]
    ● 近代の産物である芸術。それは近代の産物である建築家を考える上での基礎でもある。

  9. 上松祐二、1997『建築空間論』、早稲田大学出版会 [B]
    ● 美学を背景とした、建築論としてわかりやすく読みやすい。

  10. マーク・ポスター(Mark Poster)、2001(1999) 『情報様式論』、岩波現代文庫 [A]
    ● メディアとしての建築を考えるときのの基礎的名著。